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欧州初の北朝鮮レストランのオーナーにインタビュー [アメリカ・ヨーロッパ・中国アジア]

北朝鮮の首都平壌(Pyongyang)から名前をとったこのレストラン「ピョンヤン」は、秘密のベールに包まれた北朝鮮について、異なる視点を提供するのが目標だ。レストランでは豪華な料理とフロアでのショーが披露される。  オランダ・アムステルダム(Amsterdam)の閑静な郊外にたたずむ質素なオランダ風レンガ造りの建物に、そのレストランはある。ドアを開けた後援者らを、黄色の釣り鐘状の伝統衣装をまとった女性接客係のソーさんが、はにかんだ笑顔で出迎えた。  店外には花柄模様で彩られた控え目な看板が掲げられていた。店内には、恐れを知らない北朝鮮の兵士や猟師たちの絵画とともに、あどけない少女の肖像画も掲げられ、それら全てが金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)体制を称えていた。壁の片側では、カラオケ機器がお楽しみのために準備されていた。  アムステルダムの「ピョンヤン」は、アジアに出店するレストランチェーンとその名称を同じにしている。マネーロンダリング(資金洗浄)などの活動や北朝鮮体制との関連性が、数え切れないほどの報道で指摘されているレストランチェーンだ。  だがバンダール氏は「ここは個人的な運営で、北朝鮮体制とは無関係」と語る。レストランの経営資金は、パートナーのRemco Hellingman氏の基金から出資されているという。Hellingman氏は近くのホテルのオーナーで、北朝鮮出身のレストランの9人の従業員全員がそのホテルで暮らしている。  コースメニューは焼いたカキなど9品。価格は1人あたり79ユーロ(約8700円)だ。料理が4品目まで終わったところで、ソーさんと2人の接客係がマイクを取り出してショーを始めた。  3人は、テレビ画面に歌詞が流れる中、北朝鮮の象徴の1つである金剛山(Mount Kumgang)を称える歌を披露した。 ■「北朝鮮体制からは完全独立」 「ほとんど知られていない国について、のぞき込む窓口が欲しかったというだけです」とバンダール氏。「私たちは北朝鮮に旅行したことがあり、それ以降、誰も知らないあの国についていろいろ知ろうと努めてきました」と語る彼の胸には、故・金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が描かれたバッジが光る。  以前は印刷会社で働いていたオランダ人のバンダール氏は、オランダと北朝鮮の交流を深めることを目的に、2009年に「北朝鮮基金(Foundation DPRK)」を設立した。  レストランの従業員は、北朝鮮当局が人選を行い、北京(Beijing)のピョンヤンレストランで研修後、昨年12月にオランダに到着した。持ち物は自分たちの荷物と、絵画や書籍、調理用品が計74キロだった。  北朝鮮は1995年以降、国内の深刻な食糧不足対策として世界中から大量の食糧支援を受けてきた。今月初頭にも、米国の食糧支援と引き替えに、長距離ミサイルの発射実験を一時中止することを発表した。だが北朝鮮の人工衛星打ち上げ発表を受け、米政府は16日、食糧支援を実施しない可能性について言及している。 「私たちは完全に(北朝鮮体制からは)独立しています」とバンダール氏は述べる。数曲を歌い終え、ソーさんは配膳に戻り、「烏骨鶏のスープ」や「キムチ」、焼き肉が提供された。 「北朝鮮料理は韓国料理とあまり変わらない。すしは実際は北朝鮮発祥なんですよ」と、バンダール氏は語った。
すしは北朝鮮発祥なの?日本かと思ってました。
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