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目のないエビやイルカの死骸、メキシコ湾原油流出事故から2年、いまだ残る環境への影響 [中南米]

史上最悪となったメキシコ湾(Gulf of Mexico)での原油流出事故から20日で2年が経過したが、沿岸の漁師や科学者・環境専門家らは一様に、事態は収束からはほど遠いと警告する。  現在も、沿岸には前例のないほど多数のイルカの死骸が打ち上げられ、海底では油に汚染された珊瑚礁が死んでいく。  漁をすれば、捕れる魚の数が減っただけでなく、目のないエビや甲羅に穴が開いたカニが網にかかる。食物連鎖の底辺に位置する小魚には、化学薬品汚染の兆候が見られる。  一方で、海底油田掘削の安全確保や過失回避の対策は、依然としてほとんどなされていないと有識者は指摘する。 ■石油分散剤が食物連鎖の中に 繊細な生態系を持つルイジアナ(Louisiana)州沿岸の湿地帯の汚染を防ぐため、BPは石油分散剤を海底の原油噴出弁や流出した油に直接、吹きつける措置を取った。これに加えて風向きと潮流、温暖なメキシコ湾の海水に生息する油を吸収するバクテリア、石油掘削施設から海岸までの距離、船舶による原油の回収作業などが功を奏し、湿地帯環境への事故の直接的な影響はある程度回避できた。  しかし専門家らは、分散剤によって生態系からの油の分離が困難となり、有害な化学液体となって食物連鎖の中に入り込んでいると警告する。 ■「好転」強調するBP、今も各地で見つかる油 メキシコ湾沿岸全域で収集した魚介類や堆積物を調査している同氏によれば、原油は今も湿地や河口、浜辺に残っており、地元の人々はその脅威にさらされ続けているという。

一度自然環境が崩れると、なかなか元の自然環境へもどりにくいのですよね・・・。原発事故を見ても同じ事がいえますね[あせあせ(飛び散る汗)]
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