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さまざまな電気製品に使われているレアアース [サイエンス]

中国と日米欧の間で貿易摩擦を引き起こしているレアアース(希土類)は、人気スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」からミサイルに至るまで幅広いハイテク製品に使われる重要な資源だ。  名前に「レア」(希少な)という単語が入っているが、実はそれほど珍しい存在ではない。しかし、他の一般的な鉱物とは違って濃度が低い状態で見つかるため、一般的な鉱物よりも採掘・分離が難しい。  第2次世界大戦(World War II)後、イオン交換と溶媒抽出の技術によってレアアースの精製は大きな進歩を遂げた。エレクトロニクス製品の発展に伴いその需要も増大していった。  レアアース元素として分類されている元素は、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウムの17種。  外見上は銀色または灰色で、よく似た化学的・電磁的特性を持っている。中には発見された地名にちなんで命名されたものもある。  これらのレアアースは、コンピューターのディスプレー、オーディオ製品、カメラ、自動車部品、そして一部の電池や電球など、例を挙げればきりがないほど多くの製品で使用されている。また、光ファイバーや医療用の画像診断装置、レーザー機器やレーダー装置にも使われている。  中国で確認されたレアアース埋蔵量は世界の約35%を占める。現在、中国のレアアース生産量は世界の97%を占めているが、これは主に採掘コストが安いことによる。  欧州連合(EU)域内でレアアースの掘削が行われていないなど、供給が需要に追いついていないのが現状だが、マレーシア東部で建設中のレアアース精錬工場など、新たなプロジェクトも進行中だ。
中国のシェアが多いのですね。 一般的な鉱物よりも採掘・分離が難しいから欧州連合(EU)域内でレアアースの掘削が行われていないのでしょうか?

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