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客が涙を流すパリの洋菓子店、その訳は「グルテンフリー」 [健康]

 グルテンは、小麦などの穀物に含まれるたんぱく質で、グルテンアレルギーの人が食べると慢性の下痢や嘔吐を引き起こす恐れがある。  仏グルテン過敏症協会(French Association of Gluten Intolerence)のブリジット・ジョリベ(Brigitte Jolivet)会長によると、20~30年前の教科書にはグルテンアレルギーは子供が抱える問題で、青年期の間に自然になくなると書かれていた。このため当時教育を受けた医師には大人でもグルテンアレルギーの人はいるという意識は低く、フランスではこのアレルギーについていまだにあまりよく知られていない。  店のオーナーである夫のフランソワ(Francois Tagliaferro)さんによると、店にやって来る顧客は皆「本当にグルテンフリーなんですか?」と聞いてくる。「私たちは、ええ約束しますよ、グルテンは入っていませんと答えるんです。すると、非常に感激した様子で食べ始め、中には、ルリジューズ(シュー菓子)やレモンメレンゲタルトを15年間も食べてないといって、涙を流す方たちもいます」  フランスの作家マルセル・プルースト(Marcel Proust)の小説に出てくるマドレーヌが呼び覚ます記憶と全く同じとはいわないまでも、何十年もチョコエクレアを我慢してきた人たちにとってこの店は天の恵みのようなものだ。  ケーキやペストリー作りはマリーさんの生きがいだったが、数年前に医者から、重度のグルテンアレルギーを持っていると言われ、当時はもう二度とお菓子作りを楽しむことはできないと思ったという。だがその後、彼女はグルテンフリーのフランス菓子作りに力を注ぐ店をオープンさせた。
今まで大好きだったものがアレルギーによってある日を境に食べられなくなるって、当事者はつらいですよね・・・。これを食べられるように作ってくれたとは、感激で涙[たらーっ(汗)]しますね。アレルギーって沢山あって、一つのアレルギーで沢山の種類の食品が食べられないって事ありますものね。日本だと小麦のかわりに米粉を使ったりします。フランスだと米粉は使わないのでしょうかね?

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