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寺院は、中期王朝(紀元前2134-1569年)から新王朝(紀元前1570-1070年)にかけて建てられたもので、場所はスエズ運河(Suez Canal)の東隣にあたる。
調査隊を率いる考古学者のMohammed Abdel Maksud氏によると、壁面彫刻の1つには、ラムセス1世(Ramses I)が、「ヒクソス」らに崇拝されていたセト(Set)神の前に立つ場面が描かれていた。
「ヒクソス」とは、第12王朝時代(紀元前1991-1802年)にエジプトに侵入したアジア系部族で、ナイルデルタのアバリス(Avaris)を首都とする独自の王朝を築き上げてエジプトを100年以上にわたり統治したとされる。
古代ギリシャ語で「外国の統治者たち」を意味するヒクソスは、非常に憎まれていたため、エジプトの王による支配が復活した際に、ヒクソスに関するモニュメントや記録はことごとく破壊されたといわれる。ヒクソスに関連した壁面彫刻が発見されたのは、今回が初めてだという。
「ヒクソスの時代における多くの謎が解明され、シナイの歴史が塗り替えられるかもしれない」
今から3000年や4000年も前の壁面彫刻ですが、保存状態がすごく良さそうですね。
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古代エジプト王朝の「暗黒時代」の謎を解く壁面彫刻を発掘 [アメリカ・ヨーロッパ・中国アジア]
寺院は、中期王朝(紀元前2134-1569年)から新王朝(紀元前1570-1070年)にかけて建てられたもので、場所はスエズ運河(Suez Canal)の東隣にあたる。
調査隊を率いる考古学者のMohammed Abdel Maksud氏によると、壁面彫刻の1つには、ラムセス1世(Ramses I)が、「ヒクソス」らに崇拝されていたセト(Set)神の前に立つ場面が描かれていた。
「ヒクソス」とは、第12王朝時代(紀元前1991-1802年)にエジプトに侵入したアジア系部族で、ナイルデルタのアバリス(Avaris)を首都とする独自の王朝を築き上げてエジプトを100年以上にわたり統治したとされる。
古代ギリシャ語で「外国の統治者たち」を意味するヒクソスは、非常に憎まれていたため、エジプトの王による支配が復活した際に、ヒクソスに関するモニュメントや記録はことごとく破壊されたといわれる。ヒクソスに関連した壁面彫刻が発見されたのは、今回が初めてだという。
「ヒクソスの時代における多くの謎が解明され、シナイの歴史が塗り替えられるかもしれない」
今から3000年や4000年も前の壁面彫刻ですが、保存状態がすごく良さそうですね。
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